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2005年04月13日

病院組織に必要なマネジメント  医療ツール(6)-石井友二

データ収集、原因分析、対策立案、実施、評価、教育がリスクマネジメントの基本であるとすれば、インシデント、アクシデント報告書を収集し、原因分析する段階で、すでに壁にぶちあたることが多いようです。

そもそもSHELL分析を批判するつもりはまったくありませんが、多くの看護師さんがSHELLでは限界があるとおっしゃいます。北海道のある病院はSHELLをやめたと看護部長がお話されていました。

しかし、一時的な分析としてはSHELLは機能すると思います。ただし、解決方法を提供するものではなく、現場で仕事の仕組みの問題で、ハードの問題で、環境の問題で、他人の問題で、自分の問題でといった分類で終わっている病院が多いと思います。

それをSHELLの問題とするのではなく、その次のステップとして問題を掘り下げていかないことに課題がありそうです。その場合には医療安全対策委員会やリスク部会といった委員会の運営に問題があるケースがあります。

すなわちレポートが分析されるのが月に2回、その間に多くのレポートがあがってくる。処理が間に合わない、そこでレポート山積み状態となり、もうそこから作業が進まないということになります。原因分析が行われると皆ヒューマンエラーになってしまうことも問題です。

仕組みの問題が人の問題、すなわち集中力が欠落していた、あるいは意識が他に向いていた、何気なく考えなしに実施してしまった、したがってこれは人の問題、ヒューマンエラーということになっているのはおかしいと思います。(続く)

投稿者 石井友二 : 2005年04月13日 07:08

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