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2005年04月15日

病院組織に必要なマネジメント  医療ツール(7)-石井友二

なんでもかんでも人のせいにするのではなく、仕組みを考えなければなりません。注射箋をドクターが起票、指示受け確認後看護師Aさんが注射薬を用意、看護師Bさんが患者○○さんを確認、看護師Aさんが実施及び実施後の状態観察、看護師Bさんが注射箋にサイン、看護師Aさん記録、のながれがあるとします。

そこで看護師Aさんが指示受け確認から記録までを一人で行えば、事故が起こる可能性を排除する牽制や確認が行われない状況にあるわけで、それを個人の責任にしてよいのかということです。

まずは事故を発生させないための仕組みをつくり、そのうえで当該仕組みやルールが遵守されているのかどうかを管理する、これがリスクマネジメントの基本です。すべてを一人で行い事故が起こり、個人の責任にして原因を追求しない、対策を立てないなかでは事故は低減しません。

あるべきかたちを想起したうえで、原因分析を行う、対策を立案する、対策を実行する、教育する、結果を測定するといったことをリスクマネジメントの基本とすることが必要です。

インシデント及びアクシデントレポートの処理を早期に実施するためには、現場で対策、リスクマネージャーがチェック、委員会で承認、通達、マニュアルへの反映、教育といったフローをつくりあげることが必要です。同時に現場のスタッフが改善マインドをもつための学習、積極的な改善提案制度の導入といったことが付随的に実施され、それらが最終的には個人の評価に結びつくようコントロールする必要があります。(続く)

投稿者 石井友二 : 2005年04月15日 08:19

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