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2005年04月24日

病院組織に必要なマネジメント  病院管理会計(2)-石井友二

なお、予算実績管理ですが、多くの病院で予算管理をしていません。ちなみに予算は利益計画であると誤解されている方が多くいます。そうではなく、予算は5W2Hで、具体的な行動までをも規定したものであることが理解されなければなりません。
すなわち、一般的には、経営方針の提示→部門方針の決定→個人目標の設定といった目標のブレイクダウンと同時に、一方で、経営方針の提示→年度事業計画立案→部門別利益計画立案→部門予算化(部門行動計画化=5W2H)がおこなわれ、実績との間で差額原因分析→対策立案がおこなわれることになります。

なお、差額分析のためには行動結果分析とKPIによる分析が必須です。先行指標と実績指標の分析がなければ概念的な分析で終始してしまうからです。

正しい実績把握のためには、前述のように正しいかつ迅速な月次決算が必要であることを忘れてはなりません。病院で税理士に任せ月次決算をしていない、あるいは予算実績管理をしていない、先行指標を決定していない、といった病院は、現状どうなっているのかといった会計データをもたずに経営をおこなうことになり、危険です。

医事関連数値にしても入金ベースで会計処理をおこなっていれば、例えば査定減が会計的に把握できず、再請求数字に含まれるなかで改革のチャンスを失うことになります。暗闇で羅針盤ももたず、経営をしていくほど苦しいことはありません。

劇的な環境変化のなかで確実に目的地に到達するためには、病院管理会計の導入が間違いなく必要です。(続く)

投稿者 石井友二 : 2005年04月24日 20:18

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