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2005年04月04日
病院組織に必要なマネジメント 医療ツール(1)-石井友二
仕事に対する組織的動機が喚起され、行動誘導された職員が、成果を着実にあげていくためには、成果を上げる道具が必要です。道具を自らつくり活動することも可能ですが、成果獲得までの時間を短縮するためには、標準化された道具を利用していくことが必要です。既述した目標管理制度や、評価制度、教育制度は、個人の個人的動機での仕事+組織的動機による仕事への誘導に貢献するものでしたが、実は教育の3つの形態をより充実させ機能させるためには、コンテンツが必要となります。課業分析により作成したマニュアルを多くの役立ちのなかで捉えることができます。
マニュアルは組織のナレッジです。ナレッジをベースとしてマニュアルを評価すると、
クリティカルパスの各項目の実施ツールであり、また権限規程作成の基礎となります。さらにリスクマネジメントにおいてアクシデントやインシデントが発生したときの防止策を掲載するツールである等多くの役立ちがあります。
これらの資料を作成するための委員会活動が必要です。委員会が組成されなければなりません。
また平均在院日数の短縮という目標設定においては、事故防止、感染症防止、退院支援計画の確立、看護過程の見直しといった活動が必要ですし、紹介率の向上という目標設定には、地域連携室の組成、院内外地域連携体制の整備、地域連携室活動の体系化等々、の仕組みづくりが必要となります。紹介率向上のためには、さらに消防署からの救急救命士訓練の実施、セミナー実施のためのツールづくり、プロモーションのためのツールづくり…等々、あらゆる道具(医療ツール)作りが必要となります。
病院機能評価取得やISOの取得といった部分も、全体像を考えるためには必要なことであるとも考えますが、実はそれらは院内改革のきっかけであり、さらに体系的なアプローチによる医療ツールの作成が必要となるところです。(続く)
投稿者 石井友二 : 2005年04月04日 00:00
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