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2005年04月08日

病院組織に必要なマネジメント 医療ツール(3)-石井友二

地域連携活動を的確に行うための仕組みづくりも重要な医療ツールです。
連携先のマーケティング、営業活動、体制、販促ツールづくり、HPづくり、院内外の体制づくり、ディスチャージといった地域連携のさまざまなツールが用意できているのかどうかがポイントとなります。

私は会計士になる前はリクルートでいっときリクルートブックスや週間就職情報、とらばーゆの飛び込み営業をしていましたが、病院の地域連携担当者はリクルート営業ばりの営業ができるように当社によって指導を受けることになります。

最初は皆いやがっていますが、あとで営業って楽しいですね、という担当者が続出します。
ドクターと親密に話しができる、患者さまのことを本当に思っているドクターと地域医療の仕組みづくりをすることは意味のある、医療従事者として誇りに思える仕事のひとつです。とりわけ前連携を進展させることは患者さんの治療に関する知識をもった看護師やコメディカル、医事課のスタッフの得意な部分になりえます。

従来のやり方で地域連携をしている病院とマーケティング手法や科学的管理に基づく営業活動を確実に行いながら、患者さまに迫る病院とでは、自ずと結果が違ってきます。地域連携活動は一般論ではなく、個別の戦略論での文脈で議論すべきであり、病院戦略と不可分であることが認識されなければなりません。地域連携はまさしく重要な医療ツールです。
(続く)

投稿者 石井友二 : 2005年04月08日 11:15

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コメント

かかりつけ医を患者が選ぶポイントは、連携先であると思います。実際現場にいて地域連携活動を指導していると、良い病院の地域連携室は、患者さまを逆紹介しても戻ってきてしまわないように、病院との親密度が高いこともさることながら、実際には患者さんの立場にたってクオリティーの高いところを、MRやMS、さらには臨床検査会社の営業担当者に聞いて、選択のためのデータをつくっています。これはとりもなおさず、患者さんからみても好ましいことですよね。患者さんからみれば、良い病院と連携している診療所は安心できるということになるわけです。
地域完結型医療のなかで、専門医とかかりつけ医の協力をしながら患者さまを診る、これが患者からみればベストです。病院から選ばれることを知った患者さんはその診療所を選ぶようになるのです。なお、病院も診療所から選ばれています。診療所から連携を断られしょげて帰ってくる連携室の職員のためにも、病院もクオリティを上げ続ける必要があります。

投稿者 石井友二 : 2005年04月10日 22:33