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2005年04月10日
病院組織に必要なマネジメント 医療ツール(4)-石井友二
地域連携におけるディスチャージ、退院支援計画の話がでてきましたが、看護の根本的な問題として捉える必要があります。後連携、平均在院日数短縮のためのディスチャージという側面が重視されがちですが、本当は違うのではないかというのが私の考えです。
本来の平均在院日数のなかでどう治療するのかについては、パスが基準にはなりますが、実際には、前提としてよりよい医療と看護が前提になります。
入院診療計画書の入院期間に不定、不明、あるいは3~4週間といった書き方をしている医師や看護診断を確立していない看護を行っている看護師にはいきなりディスチャージといっても、期日までに退院してもらう仕組みには、なかなかなじめないものがあるようです。医師は予定入院でない場合には、検査をしながら判断するからといったことはあるにしても、また看護師はアナムネから始まった診断、計画を仔細にしている時間はないということであるにしても、体制として退院支援計画の前提となる医療看護のかたちを議論していくことが必要です。
ややもすると、現場においては、高齢化や看護記録の方法についての議論に終始することが多いなかで、院内における医療(診療体制)や、看護の仕組み、あり方(あるべき看護プロセス)についての検討をおこない問題を絞り込んでいくことが相当です。
少し言い過ぎました。実際には、外部から我々が生意気なことをいう立場にはなく、現場の戦国状態を垣間見るにつけ、つくづく医療や看護は大変な仕事であり、何かを徹底してやり続けることがいかに難しいことであるのかについて認識しています。しかし、せっかくの懸命な慈悲心に基づく行動を科学的なツールを利用して、よりよく成果を高めるものとしていただきたい、それが我々の思いであり、役割であると思いたい、というのも本心です。(続く)
投稿者 石井友二 : 2005年04月10日 08:58
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