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2005年05月08日
レスキューロボットの開発は医療ロボット誕生につながるか
松田一敬(まつだいっけい)
HVC戦略研究所 社長
matsuda@hokkaido-vc.com
www.hokkaido-vc.com
5月4日と5日、お台場の日本科学未来館でロボカップジャパン・ジュニアが開催されました。ロボカップとはロボットサッカー・ワールドカップのこと。NHKのロボコンなどと違って、自律型、つまりリモコンではないロボットで2050年に人間のワールドカップ優勝チームに勝てるロボットチームをつくる、という大きな目標を掲げています。
函館みらい大学松原教授等、日本の研究者により提唱され、1997年以来、名古屋、オーストラリア、福岡、ポルトガル、イタリアなどを経て7月には大阪で世界大会が開催され、200チーム以上が集まります。国内でも世界大会を開催した名古屋、福岡では地元の製造業や研究者、自治体などが積極的にロボット環境を整備し、参加者の数も増えてきています。
http://www.robocup.or.jp/robocup.html
ロボカップジュニアはこのロボットによるサッカーの裾野を小中高生にも広げようというものです。今回のお台場の大会には全国から約200人の選手、そしてチーム関係者、保護者が参加しました。ロボットによるダンスや救助ロボットという部門もあります。初心者は入門ロボットキットを使ってロボットを組み立て、プログラミングをしていざ、サッカー。
この段階で小中学生の子供の学習能力は非常に高いことに驚きます。高校生や大学生を負かすことも稀ではありません。ゲームなどと違い、自分で組み立て、はんだ付けをし、センサー調整をし、プログラミングをします。自分でとにかく考え、自分のロボットをつくり、ゲームに出て勝ち負けを競います。ダンスの場合は、技術だけではなく、踊り、エンターテイメントも評価のポイントになります。レスキューは災害時にロボットによりレスキューを行うことを想定しています。
各地で激戦を勝ち抜いてきた代表による全国大会のレベルは、もう大人顔負けです。ロボカップのもう1つの魅力は優れた科学技術教育であるという点です。ものづくりとプログラミングの両方を兼ね備えています。ロボットは日本のお家芸。遠回りに見えるかもしれませんが、科学技術立国を目指すのであればロボカップ少年少女を増やすことが一番の近道ではないでしょうか。
医療の世界でも手術ロボットなどが現実に登場しています。遠隔地から手術ロボットで難易度の高い外科手術を行う、という事例もあります。また看護ロボット、お手伝いロボットなどの需要も高まってくるでしょう。みなさんも、時間のあるときにご自身が、そしてお子さんがロボットを体験してみてください。そして現実的な医療現場での応用を考えて見ませんか。
投稿者 石井友二 : 2005年05月08日 15:59
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