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2005年05月22日
目標管理制度について(3)
5月18日付けの日本経済新聞の記事に、成果主義導入拡大が28%であると言う記事が掲載されています。
職能給といった、どちらかというと職能資格制度に関わるものまでを対象としていますから、純粋は目標管理制度のことを成果主義といってはいないようですが、回答企業の86.7%が成果主義型の制度を取り入れており、効果に満足している企業が4割に達しているという結論です。
年功序列制度を再評価する企業はほとんど見られないと言っています。計算機で有名なK社が目標管理制度による成果主義制度を導入し、給与の9割が成果で決定し、年収は12.5%の最大格差があると報じています。
医療関係者は病院は企業と異なるといって、従来社会科学として積み重ねてきた経営理論を排除してきました。しかし、人が人として組織に属し、そこで一定の仕事をしていくなかで、企業が培ってきた経営理論は多くの場合、とても役に立ちます。
とりわけ病院の場合には、一般の企業よりもプロフェッショナルな組織であり、多くの資格者が仕事をつくりあげていますから、目標管理制度がとてもフィットすることに気がつかなければなりません。
一般の企業とは異なり、利益極大化が組織運営目的ではありません。
しかし、病院は、利益極大化よりもさらに高度な技術技能や仕事の仕組みを求められる治療成果の最大化という運営目的を持っているという意味で、一般企業と比較してより目標志向性が高い組織です。
したがって、目標というものはより明確であり、継続的であり、あるいは成長的であり、かつ困難性が高いということがいえます。
本来は、さまざまな目標をベースに常に一定の方向に誘導されるのが病院組織であると考えます。
多くの病院は、本来はとても大変な仕事を当たり前のように、職員に課しています。ある意味医療従事者の使命感や慈悲心に依存した組織運営が行なわれているといっても過言ではありません。
医師、スタッフの方々は一部の例外を除き、質、意味、目的、成果といった観点からみて、報酬対比では語ることのできない(報酬以上の)仕事をされていると考えることが相当です(続く)。
投稿者 石井友二 : 2005年05月22日 08:58
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