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2005年06月24日

経営課題について(17)ディスチャージシステムの整備及び運用Ⅳ

簡単に整理しましょう。
退院支援には2つの側面があります。
一つは、患者さんの立場に立った退院支援です。一つは病院の立場に立った退院支援です。

(1)患者さんの立場に立った退院支援
退院支援はまさに退院援助といった言葉が示すように、入院された患者さんの
 ①経済的問題
 ②家族事情
 ③患者本人の想い
といったものを尊重し、病院という公器の立場から、患者さんが希望するかたちをどう作り出すのかといった観点からの視点です。この視点に従えば、実は退院という行為のみならず、病院に入院している間は彼らに関与していかなければならないことを意味しています。

入院中も経済的な問題解決を行い、家庭の事情を考慮した対応を行うことが入院中に病院として行なうことではあります。
 ①入院期間における家族と患者さんの関係の維持(改善は意図できない)
 ②入院費用の支払いの可能性
といったことについての十分な対応が必要です。

実際に入院したことで余計に関係が悪化するということや入院したものの入院費用の支払いができないといったことは病院内で頻発しています。

とりわけ差額ベットを利用しなければならない状態であるが、その支払いを意図していなかったということでトラブルになるケースはあとをたちませんし、また稀に支払いを拒否して退院してしまうといったこともあり、未収入金発生の要因となる家族や患者さんの問題が内在しています。

一部病院からの未収入金を発生させないという事情はあるものの、患者さんの立場に立って共に悩み解決をしていくということができるよう取組みをしていくことになります。
 ①患者さん相談室を設け、常に相談を受け付ける
 ②金銭的なトラブルが発生しないよう予算を考慮したベットマネジメントを行なう
といったことで対応することは可能です。

退院時には同様に患者さんの事情を考慮したうえで、
 ①転院
 ②在宅(介護、メディカル)
 ③介護施設
といった観点から社会的施設や設備をも含めた総合的な退院後の生活についての援助ができるよう仕組みをつくりあげるとともに、看護師、MSWが中心となって地域連携室とともに、病棟での対応が必要になるということであはあります。

看護師が常に病棟でそうした取り組みを当病院で実施している旨を説明するとともに、対応を重ねていく必要があります。

相談窓口や看護師が相談の取り込みを行い、看護師、MSW、地域連携室が患者さんと接点をもちがら対応していくことになります。相談室はMSWと考えるのか、別の担当者がで部屋を設けることでの対応を行なうことになります(続く)。

投稿者 石井友二 : 2005年06月24日 22:50

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