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2005年06月08日

経営課題について(6)クリティカルパスの作成及び運用Ⅰ

簡単にいって、治療の工程表であるクリティカルパスを作成し、運用することにょって、医療従事者側も患者さん側も治療を円滑に進めることができます。

医療従事者側はチームとして先を見通しながら、同じ情報をもった活動が行なえますし、患者さん側は、入院期間中、どのような治療が行なわれるのかを俯瞰することができます。

勿論、そうは言っても機能が異なるため医療従事者用のパスと、患者さん用のパスがあり、まったく同一のパスを利用するわけではありません。

一般的に言って、はじめてパスを導入するところは、
1.疾患数が多い
2.入院期間がながい
3.治療フローが複雑
といったものがまずはじめに作成の対象とすることが多いようです。

とはいうものの、検査パスから入院パスということが通常であり、どちらかというと手順書のようなかたちでのパス作成が行なわれるようです。

パス適用にあたっては、合併症があるといったことが即効バリアンすとなり、パス適用除外として処理するとすれば、多くのケースにおいてパスが適用できないということがあり、どのようなパスを作成するのかが大きな問題となります。

ここでバリアンすは変動からの逸脱(でパス期間を延長させるものとすることが通常)をいい、変動を含みません。変動は、パスの期間を延長させない追加的治療をいうようです。バリアンスについては、バリアンスコードを決定し、ノートを作成、コードでの集計及び分析を行なうなかで、治療上の課題を解決しようという試みが行なわれます。

医療従事者、システム、環境、患者要因といったものがそれらです。
もともとパスには、ゴール(アウトカム)の設定が行なわれる必要があり、最終的なゴールと日日のアウトカムが対象となります。

アウトカムの設定において、どのようなアウトカムを設定するのかについては、CI(クリティカルインディケーター)を利用することが必要であり、定性的なアウトカムにより判断を曖昧にするのではなく、定量的なアウトカムをできるだけ設定し、~ができるようになる、~が安定する、といったことだけではなく、指標が実際どのような範囲に収まればよしとするといった客観的な管理を行なうことが適当です。

アウトカムマネジメントについては別項に譲りますが、実際にアウトカムをどのように設定し、パスの期間を短縮するのか、といったことや治療を変えることによってパスの期間を短縮することが平均在院日数の管理にパスを利用する機能となります(続く)。

投稿者 石井友二 : 2005年06月08日 23:39

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