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2005年07月03日
経営課題について(24)救急車受入体制強化(プロジェクト)
救急車受入体制強化というテーマは急性期病院であれば、継続して管理していかなければならないテーマです。救急車の受入体制が整備されたいないために、患者さんの治療機会を逃すとともに、いくつかの収益機会を逃すからです。
とりわけ、連絡が入ってからどのような体制によって、救急車をまち、患者さんをどのように処置するのかといったフローが正しく管理されている必要があります。
また、救急車が到着してしまったが、そのまま受入ができずに転送といったことにならないように対応していかなければなりません。
救急車断り件数といったものを指標としてチェックするとともに、その理由を明確にしていくことが必要です。
当直が専門ではなかった、当院にない標榜科の患者さんであった、医師が手術中で対応できないことが予想された…等々さまざまな理由が判明します。これらに対し、一つづつ課題解決をしていくことによって断り件数を低減させる、あるいは撲滅するといった結果を得る必要があります。
また前提として救急車が到着してからCT撮影をするまでの時間を調査し、入院後の患者さんの状態をデータ化した研究がオーストラリアでありましたが、救急車対応を正しく行なうことによって患者さんの治療成績が変わってくることも確かです。
できるだけ早く受入を表明し、かつ到着した患者さんに対しては早期の対応ができる状況をつくりあげていくことが病院のブランドをつくるとともに、救急救命士の心証を改善し、多くの患者さんを搬送するきっかけをつくりあげていくことになります。
マネジメント的には紹介率の向上が得られる成果となりますが、それ以上にブランド構築が増患に寄与し、以って入院患者増、手術件数増、収益増といったながれをつくりあげていくことになります。
救急車受入体制の整備は医療の質をあげるための最重要課題であるとともに、経済的に有効な影響を及ぼすものであることが理解されなければなりません。地域連携室が中心となり、現場を巻き込んだかたちでの改善が行なわれることが期待されます(続く)。
投稿者 石井友二 : 2005年07月03日 04:17
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