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2005年07月11日
経営課題について(31)会計準則への対応Ⅱ
病院の格付けによる資金調達や銀行から融資を受けるためのガラス張りの決算書(退職給付債務の計上により、大赤字になる病院が続出しますから)は必要であるかも知れません。しかし、それを誰が監査するのが疑問です。
実質的な監査証明がないのに決算書だけで対応する金融機関が大半です。
また病院は医師や医療制度改正、医療過誤等々があっという間に病院業績を悪化させますが、そうしたリスク要因への対応(リスクマネジメント)のチェックもしていないなかで静態的なチェックで病院をみようということには無理があります。
それらを含め、それよりもなによりも、病院は過去に経験したことのない18年からリスタートする医療制度改正の嵐がやってくることを理解し、よい医師、職員に定着してもらえる制度作りを行なうことや、医療ツールを確立し、あらゆる観点から医療の質の向上と効率向上を行なうことで、いまのうちにきちっとした経営基盤をつくることに注意を振り向けなければなりません。
財務諸表をつくる側として、それらに有用な会計を採用しなければなりません。勿論、病院の財務内容を見る側(例えばこの文脈でいえば金融機関)においても、彼らのニーズを充足する会計を要求していくことが期待されます。
管理会計を利用することに力を入れる必要があります。会計は第一段階において、管理会計の確立を志向しなければなりません。会計準則への対応を表面的に行なうことで会計は終わり、ということでは決してないことを内外で理解していただく必要があります。
管理会計による業務改革を進捗させる体制が整備された結果として報告のための財務諸表が活きてくると考えるからです(続く)。
投稿者 石井友二 : 2005年07月11日 04:40
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