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2005年07月20日
経営課題について(38)銀行対応
銀行対応ですね。
私は監査法人を辞めたあと、信託銀行のコンサルティングセクションに在籍していました。銀行では7年半仕事をしていましたので、銀行の考え方は良く理解しています。
現状では銀行は病院の貸借対照表と損益計算書、そしてキャッシュフロー計算書をみて、さらに経営分析をおこなったうえで病院に対する与信を決定します。
一般の企業と同じアプローチをしていたわけです。
しかし、ここにきてどの銀行もとりわけ地銀においては、融資を積極的に行わないといった状態が散見されるようになりました。それは地銀が保守的になったこともありますが、それ以上に病院のことがよくわからないため、わからないところには融資はしないというスタンスのところが増えたからです。
しかし、逆にいくつかの地銀は病院チームを組成し、積極的に融資をしていこう、あるいは見きわめを行いながら融資をしていこうという姿勢のところも増えてきていることも事実です。
それでも財務内容を静態的にみていることには違いはなく、動態的、すなわち医師の定着率が悪い、職員の定着率が悪い、死亡率や5年生存率が悪い、地域連携ができていない、医療事故が多い、パスができていない、適用率が低いといったことについては頓着できていないというのが一般的です。
今日までよくても、明日からどうなるかわからない状況に病院は置かれています。
制度改正が急であることや上記課題があり、課題が解決できないために経営阻害が突然発生することが十分に考えられます。
病院は財務内容に精通し、どうすれば銀行がよい心証をもつのかといった部分について理解をするとともに、そのようなかたちでの対応ができるよう処理をするとともに、動態的な部分での改革を継続することによって、リスクや経営阻害要因を排除していくことが必要です。
そうした活動ができてはじめて、現在、将来における経営が安定するといった自信をもつことが大切です。自信をもったなかでよい経営ができるようマネジメントを継続していくことが適当です。将来経営が安定するためには、安定させるためには、いまからどのような改革を実行していくことが有効であるのかを熟慮し、計画を立てたうえで対応することが期待されています。
銀行には、判らないながらも伝わるものがあり、銀行はそうした姿勢をとても評価します。それよりもなによりもそうした病院の改革活動は、患者さんに対し、質の高い医療を提供することになり、ブランドを構築するとともに、高い確率で評価を高め、噂となり口コミにより増患します。
それらは他の病院や業者との取引がある銀行に伝わり心証のバックボーンとすることができるのです。
財務諸表への注意を怠らないとともに、課題解決のための経営改革を継続することが銀行対応の王道であることを知る必要があります(続く)。
投稿者 石井友二 : 2005年07月20日 20:20
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