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2005年07月24日
経営課題について(41)権限規程の整備
権限とは「個人がその立場でもつ権利・権力の範囲」を言います。組織では、各部門がそれぞれの機能を発揮するために存在し、全体で組織の目的を達成するため活動します。
組織における責任者が誰であり、彼らはどのような役割を負っているのかを明確に決定しておかないと
組織は実際に動くことはできません。仕事の仕組みや制度、ノウハウが組織に所属する人、スタッフを通じて業務を行なうことになります。
誰がどのような責任(立場上当然負わなければならない任務や義務) をもつのか、といったことから、その裏側にある権限が明確になります。責任の裏返しが権限です。責任があるから権限がある、という図式がここにあります。
仕事のに対する権利や権限がなければ、責任を果たすことができません。これをしよう、あれをしようというときに、権限が人に指示したり、人を動かしたりする命令(上位の者が下位の者に対して、あることを行うように言いつけること。また、その内容)をする源泉となります。
役職がある、責任がある、権限がある、命令できるという行為の結果として成果が問われます。このながれのなかで、各職位にある人はどのような権限があるのかを明らかにした規程が権限規程です。
権限は具体的には、次の4つに区分されます。
①起案
②審査
③承認
④報告
といったかたちで権限が行使されることになります。
これらを一覧表にあらわし、誰が仕事を指示し、それを誰が受け、チェックし、実行し、その結果を報告するのかといったことがポイントとなります。
注射の例でいえば、注射箋を医師が起票する権限、それに記載されている注射を揃える権限、揃えたものをチェックし正しいかどうかを審査する権限、そしてそれを患者Aさんに利用することを承認する権限、そして実施、結果を注射箋にサイン、看護記録に記載、といったことで仕事が行なわれます。
実際の話ですが、この権限の4行使が正しく行なわれないために事故が起こっています。指示が誤っていた。聞き間違えた。指示通りに実施したのにチェックしなかった。承認が間違えていた。報告が行なわれない=引継ぎが行なわれないために手を打つのが遅れた、といったことが事故の原因となります。
権限とはなにかを明確に理解する、権限はどのように行使されるのかを徹底的に理解し、利用するために権限規程を作成することが必要です(続く)。
投稿者 石井友二 : 2005年07月24日 18:15
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