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2005年07月28日

経営課題について(43)ISO取得

ISOといえば9001です。

勿論14000もありますが、医療の標準化を図るためのISOをまず取得することが得策です。医療機関でISOを取得しているところはまだ少ないと考えます。どちらかというと、病院機能評価を先に取得する、あるいは第三者評価は病院機能評価で十分である、といった考え方をもたれています。

しかし、病院機能評価とISOは確かに第三者評価ではありますが、まったく質が異なります。前者はあくまでも医療の仕組みや手順について具体的にチェックしていきますし、後者はあくまでも枠組みをどのように病院に当てはめていこうかという領域がメインです。

前者は医療マターの部分が数多く、ここに必要な医療の質を確保するための基本的事項を問うものであるし、ISOは、もともとは製造業から始まった経緯があり、品質保証をするために、目標を設定してコントロールしていくなかで、PDCA(機能評価でも対象とはしています)サイクルを廻しながら、常に是正を行っていこうという、どちらかというとマネジメントシステム(目標管理志向)の一つであるという思いがあります。

病院でISOをとることは、まさにチーム医療や品質保証という観点から意味のあることであると考えます。まずは病院機能評価を取得し、そのうえで(病院機能評価でも触れてはいますが、説明が弱い)マネジメントのながれをつくりあげていく必要がありそうです。

ISOの導入にあたっては、コンサルティング会社であれば、次の段階を経ることになります。
 ①マネジメント層との打ち合わせ
 ②院内説明会
 ③プロジェクトチームの編成
 ④プロジェクトチームからのヒヤリング
 ⑤プロジェクトチームの教育・訓練
 ⑥全職員へのトップマネジメントステートメント作成
 ⑦各部署の推進メンバーの教育・訓練
 ⑧プロジェクトチーム・推進メンバーによる改善活動
 ⑨模擬審査の実施
 ⑩認証審査受審
 ⑪受審後のメンテナンス
といったながれがそれです。


2000年バージョンのISOは、従来の書類をルールに基づいて整備することが基本的な活動ということではなく、品質保証目標を設定して、実際にうごきながら問題発見を行い、是正を行ってまた、次のプランを設定するといったながれのなかで運用されています。

病院機能評価にて網羅的なチェックを、そしてISOのよって品質保証のための継続的な是正を行える仕組みをつくりあげていくことができます。ただ、これらは結局は病院改革のスタートとしてしか考慮することはできず、こののちの体系的な病院改革が求められるところです。

大胆な戦略立案と、繊細な院内改革を行うときに、これら両者をうまく利用したなかで作業が進捗するということが理想です。貴院の今後の対応が、今後の病院改革の巧拙につながります。体系的病院改革の方向性やながれについて徹底的な組み立てを行ったうえで、病院機能評価取得とISO取得の両者を
行うことが得策です(続く)。

投稿者 石井友二 : 2005年07月28日 21:53

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