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2005年07月30日

経営課題について(45)待ち時間の短縮

待ち時間の短縮は古くて新しい課題です。
会計時のケースは、計算してもらい、会計を済ませて、薬をもらうまでの時間が対象となります。

計算の時間を短縮する…オーダリング、院外処方とする…医薬分業ということで対応している病院が多いようです。これで随分と患者さんは楽になります。

外来はどうでしょう。

外来は予約制を入れて対応することが時間短縮につながります。
しかし、予約制を導入しても、医師がその時間を遵守しなければ、結局あとあとになって患者さんの待ち時間が狂ってきます。医師が正しい時間のなかで診療するということは必然でしょう。

待ち時間をながく感じさせない方法は、混んでいる病院であれば椅子の数を多くする。雑誌を置く。テレビで担当医師のさまざまな疾病に関するレクチャービデオをながすといったことも効果があります。

また、自分の番号があと何人で呼ばれるということは、受付機で受付NOがわかっている患者にとってみれば安心できる材料です。ある大学病院はホワイトボードに本日の患者数、いま何番まで及びしています。といったことを表示していますが、こんな原始的な方法(?)でも患者さんは納得することができます。

ある病院では時間帯ごとに異なる色のカードを渡し、それで外来にながく待っている患者さんがいないかどうかを定期的に判断し、遅くなっている患者さんには会話をしながらケアをするといったケースがあります。病院の工夫によってさまざまな活動を行なうことができます。

なお、待ち時間がながいということは、院内に入ってから院外にでるということですので、診察だけではなく、検査や撮影といったものについての効率や待ち時間についても対象として考えておく必要があります。できるだけ検査を早くするためには、検査のフローを書き出し、どこを短縮するのかについての検討を行なわなければなりません。

放射線についても撮影時のフローをチェックできるのかについて検討したうえで、同様の処理を行います。撮影準備、着替え、撮影時、着替えといったながれを円滑にするための工夫が行なわれます。


結局は、目的を達成するための仕事の仕組みが合理的であることと、それを運用する個々のスタッフの技術技能が高いことが待ち時間の短縮を達成します。

これはとりもなおさず医療の質を高めることの帰結であることを理解しなければなりません(続く)。

投稿者 石井友二 : 2005年07月30日 15:38

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