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2005年08月28日

わかりやすいリスクマネジメント(6)患者第一の医療とはⅡ

患者第一の医療を概念ではなく、具体的に明確にしていく必要があります。
クレームをつぶすのはネガティブなものを0にする行為です。

①クレームをつぶすだけではなく
②医療従事者は、どうしたら本来の医療ができるか
③患者さんを顧客として扱うだけではなく
④患者さんに必要十分な情報を提供し
⑤患者さんの意思を尊重し
⑥共に治療を行なう準備ができているかどうか
を反芻することが必要です。

患者さん、家族、そして医療従事者が協力できる具体的な体制をつくりあげることが幹部の役割であり機能であることを理解しなければなりません。

痛みを感じさせないようにするためには、何をすればよいのか、羞恥心を感じさせないようにするためには何をすればよいのか、恐怖心を感じさせないためには何をすればよいのか…等々患者さんの立場に立つ医療ができるかどうかがインシデントアクシデントをなくしていく原点です。

これができずに、いくらレポートを出す、検討する、原因分析を行なう、対策を立案する、といった活動をしても、リスクマネジメントにおける医療事故をなくすための本質的な解決にならないと考えています。

医療の質を高める活動を主体的、かつ積極的に行なうことによって、リスクは必ず低減します。
勿論、個々の医療従事者の意識には個体差があるため、事故が抑止される程度は個々のケースで異なります。しかし…、まずは患者さん第一のための医療の質の向上を図る、そのための具体的な活動を行なう、ということを前提として、リスクマネジメントを進めていくことが相当です。

形式ではなく、本質の獲得を目指す、それがリスクマネジメントのテーマです。

〔よい病院、よくない病院の見分け方同時掲載記事〕

投稿者 石井友二 : 2005年08月28日 21:35

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