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2005年09月07日

わかりやすいリスクマネジメント(7)レポートチェックⅠ

インシデントレポートは、ひやり・はっとを記載するレポートです。そしてアクシデントレポートは事故を記載するレポートです。

病院によってどこまでをインシデント、そしてどこまでをアクシデントとするのかが異なります。

間違ったことが実施され、観察の強化や検査が必要となったが治療の必要性は生じなかった事例(レベル2)までをインシデントに含めている病院もありますし、そうではなく、レベル2は、あくまでも事故であり、事故(軽度)により、患者への観察の必要が強化された場合という認識をし、インシデントはあくまでもレベル0、レベル1までであるとしている病院とがあります。

ちなみに、レベル0は、間違ったことが実施される前に気づいた事例であり、レベル1は間違ったことが実施されたが変化がなかった事例です。

厚生労働省の考え方が前者であるため、どうしてもレベル2をインシデントに含める病院が多いことになりますが、そうしていない病院も多く存在します。少なくとも院内向けには間違ったことが実施されてしまったわけですから、未遂ではなく、実施としてひやり・はっとから除く必要があると考えます。

そもそも実施してしまったのち、初期の時点(レポートを書く時点)では間違いなく何もないとしても、その後、どのような影響があったのかを経過的に、あるいは時系列にチェックしているわけでもなく、とてもいい加減であると私は思います。

レベル2は実施してしまったということで事故とし、経過について常に報告するなかで一定期間変化をみることが必要ではないのか、という疑問がわきます。勿論、医学的にただちに変容しなければ問題なし、とすることが通念であるとしても、人体への影響を網羅的に把握しているというわけにはいかないのではないかという思いがあります。

病院によってどこまでをインシデントにあげるのかといった部分で差がでてきていることには救いがあります。

投稿者 石井友二 : 2005年09月07日 04:02

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