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2005年09月14日

少子化への救世主?! 新しい不妊治療

松田一敬(まつだいっけい)
HVC戦略研究所 社長
matsuda@hokkaido-vc.com
www.hokkaido-vc.com


今日は不妊治療の話です。少子高齢化が叫ばれていますが、この背景には、晩婚化、結婚形態の多様化、経済的理由、先行きの不安からこどもを持つことをあきらめる、数を減らすなど、いろいろ理由が挙げられています。その中で、男性の生殖機能の低下も1つの要因とされています。これは環境ホルモン、IT機器による電磁波など、これもさまざまな理由が挙げられています。

現在、子供をほしいと思っているカップルの10組に1組が何らかの不妊治療を受けているといわれています。不妊の原因は、一般的には女性側に問題があるといわれることが多く、そのために不幸な思いをしている女性が多いのですが、実際には7-8割は男性側の原因、その半分が精子の異常、つまり精子の運動能力が低く受精に至らないことによるそうです。

このような場合、精子の中から運動能力の高いものを選び出し、密度を高めて人工授精、体外受精を行うことになります。これまでは遠心分離などの方法を使ってこの精子の選別を行っていましたが、この方法だと分離している間に精子が「疲れて」しまうこと、コストが高いことなどが問題となっていました。

そこで名古屋大学とベンチャー企業であるストレックス株式会社などは新しい、精子分別方を開発しました。マイクロ流路の載ったチップに精子を通すだけで、運動能力の高い精子を取り出すことができるというものです。これから臨床試験を通じて実際の効果を確認していくことになりますが、これが実現すれば、不妊治療には大きな光明になります。

子供がほしいと思っているカップルにとっての朗報になることを期待しています。

投稿者 石井友二 : 2005年09月14日 15:00

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