« 人を活かす教育(1) | メイン | 人を活かす教育(3) »

2005年11月30日

人を活かす教育(2)

なぜならば、医療従事者はすべてプロフェッショナルとしての自覚をもち、常に学習をすることによって自らの技術技能を高めていくという職業に身を置いているからです。

逆にそうした人材でないのであれば、病院として彼らを雇用する誘因もありません。プロとしての医療従事者は組織において学ぶことがない、学ぶ体制がない、といった状態を機敏に肌で感じ取り退職していきます。

教育の仕組みがある組織においては、医療従事者は、常に継続的な知識を身につけ、それを経験のなかで知恵に換え、技術技能に転換し、すぐれた医療従事者になることを約束されています。

活気があり、知識と知識、知恵と知恵、エビデンスに裏付けられた経験と経験をぶつけ合いながら、常に進歩していこうという文化が形成されます。

教育は成り行きで行うのではなく、意図して行うことが必要です。そのことによって病院はあるべき方向に進むために有用な優秀な人材を数多く確保することができますし、医療従事者は誇りをもって日々の業務に携われるバックグランドをもつことができるからです。

それは、結局病院の医療の質を高め、担保し、地域住民や患者さんから評価され、尊敬されるなかで、期待される医療を提供することによって、成果をあげることにつながります。

仮説→検証→仮説→検証活動を行うためには、組織としての教育制度をもつことが必要であり、そのことでしか医療の質を計画的に高めていくことができないということを病院幹部は明確に理解する必要があります(続く)。

投稿者 石井友二 : 2005年11月30日 17:05

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.dr-treasurebox.com/cgi/mt/mt-tb.cgi/135