« DPCの勘所(1) | メイン | 新千歳空港発544便は闇を切り裂き飛行した »

2007年04月08日

成果をあげる病院とあげれない病院の差

DPCの点数表を小脇にかかえて、入院してきた患者さんのカンファをする、パスをとりだし、手術件数はべらぼうに多い病院であるものの、きちっと一人ひとりの患者さんのためにPDCAを廻せる看護師さんがいる病院があります。
  慌しく入院指導もせず、時間がないからリスクが起こっても仕方がない、といいきってオムツを取り替えるのに大忙しの「急性期病院」の看護師さんがいる病院もあります。

毎日いろいろな病院に訪問していると急性期らしい急性期と、急性期なのに慢性期の病院が明確に峻別されるようになりました。

 差は開く一方です。

 急性期らしい急性期は急性期たらんとするため、さらに急性期としての活動をします。慢性期に入り込んだ急性期は慢性期のノウハウやケアもできず、しかし急性期としての精密なマネジメントができずに慢性期の仕事をしている。こんな状況になってきました。

  いまやることは、明確な理念の構築と戦略の立案、具体的な活動のための手法開発とスタッフのモラールアップ。決めたことは必ずやる、といった管理の質向上です。結局は医療の質を向上させることのできない病院は、患者さんから選択されることはないのですから。

 成果をあげ続ける病院と、成果をあげられなくなる病院が明確にみえてきました。トップマネジメントや中間管理職の組織運営の巧拙により、こうした結果となってきているということは容易に理解できます。自らの病院をどうしていくのか、真剣に議論する必要があります。

投稿者 石井友二 : 2007年04月08日 20:30

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.dr-treasurebox.com/cgi/mt/mt-tb.cgi/272