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2007年05月06日

北京で中国国際福祉博覧会(1)

本日は、中国国際福祉博覧会に行きました。中国障害者連合会の主催で行なわれました。福祉用具の展示会といったところで、今回の北京訪問の主目的ではありませんが、これからの高齢者介護において、何かのヒントがあればということでした。

 まず、協賛がマイクロソフトだけであったことには驚きました。入場に必要なタグのシールをおみせしますが、何か日本がおいていかれたような感じでした。しかし、会場に入ってみると結局衆目を引くのは日本の企業と欧米の企業の展示であり、中国企業の展示は10年~20年ビフォアーという感じでした。

 会場的には、あまり広くなく、そしてメインは車椅子ということでしたので、特に目立ったことはないなと考えていましたが、マーケティング上いくつかのヒントがあり、ある意味、実践ケーススタディのような状態になりました。この件については、別途レポートを書きますが、少しさわりを。
 「車椅子のマーケットにみる企業戦略のロジック」というところです。車椅子の種類だけで何百種類のものがありましたが、以下のカテゴリーでくくりなおすことができます。
 (1)機能性
 (2)安全性
 (3)ビジュアルティ
 (4)プライス
 さらに、要素としてそれらに収斂されるものとして、2時間のチェックにより以下の切り口がありました。
 ①電動か手動か
 ②充電か電池か
 ③軽量かそうでないか
 ④小型かそうでないか
 ⑤走行性に優れているかそうではないか
 ⑥安定性に優れているかそうではないか
 ⑦操作性が高いかそうではないか
 ⑧目的が明確かそうではないか
  ⅰ)一般
  ⅱ)限定的な疾患を対象
  ⅲ)スポーツ
  ⅳ)広範囲への移動
 ⑨カラーかそうではないか
 ⑩素材の強度があるかそうでもないか
 ⑬自立を促すかそうではないか
 ⑭メンテナンスが容易かそうではないか
 ⑮アフターがしっかりしているかそうではないか
 ⑬プロモーションが長けているかそうではないか
 ⑭企業が合弁か自国か
 ⑮販路が他国か自国か
といったことがそれらです。

 これらをこれから整理し、他の商品をも含め、勿論中国のマーケットの現状をもチェックし、車椅子をマーケットで位置づけ、上記の4つのカテゴリーに分類したうえで、どのように車椅子を販売していくのかについて検討します。それにより、他の製品販売に応用できるロジックを探索することにします。

 なお、車椅子をひっくり返し、表出した車輪のシャフトをスティックで叩いて音楽をつくるというイベントをしていましたが、こうした突拍子もないブレイクスルーを視野に入れてマーケティングをしなければならないということに気がつきはっとしました。

 これは車椅子である、人が移動する道具である、というところから抜け出ることにより、さまざまな商品開発が行われるということを意味しています。
 既成概念からどう脱却し、びっくりするようなソリューションをつくりあげることが期待されます。考えてみたら成功している企業はそんなことをずっと文化にしてきているのでしょう。

 我々も、さまざまな件について、より柔軟に考え抜いていかなければ時代にかてない、そんな状況が到来していると思います。今日の午前中はそんなことで終わりました(続く)。


「よい病院よくない病院の見分け方同時掲載記事」

投稿者 石井友二 : 2007年05月06日 14:02

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