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2007年08月08日

バランストスコアカードについて(2)

(2)4つの視点
 BSCは業績評価の道具として扱われています。組織の掲げる目標をまず財務と非財務目標に分け、従来の財務目標だけの目標を設定した場合の欠点をなくしています。財務と非財務の目標をバランスさせているスコア化されたという意味で、バランスト、といっています。スコアは、ここでは数値化されたという理解をすればよいでしょう。

 BSCでは非財務目標をさらに、患者の視点、業務プロセスの視点、学習と成長の視点の3つに分けます。

 組織は顧客に対して製商品やサービス(以下医療サービス)を提供することを目的の一つとしており、
まずは顧客の満足を得るために行動目標をもつことが必要であるところ顧客(以下患者)の視点からの目標を設定することとしています。

 次に、組織が医療サービスを提供するためには、組織自体の体制や仕組み、仕事の方法が確立されていることが必要です。合理的で質の高い医療を提供するために、どのような体制や仕組み、仕事の方法ができていればよいのかという観点から目標を設定することになります。

 そして組織は組織構成員(以下職員)により運営されますので、彼らが学習し成長できるように仕向けていくことが大切になります。職員がどのように活動することにより学習し、成長することができるのかを目標としています。
 
 このように数多くある組織目標を、4つの視点に区分に判りやすく設定することで、組織構成員に組織の目標を明確にする手法がBSCなのです。

(3)定量化
 定性的に管理することだけで組織は運営できません。頑張ろう、懸命にやろう、よくやったね。こんなにできるなんですばらしい、といった日常交わされる会話において言葉を発する者のなかの基準と相手の基準が往々にして異なることがあります。

 それぞれがもつ意識や価値観、知識や経験、意欲や熱意…など、ありとあらゆる相違により主観的な意識でものごとをとらえ、行動し、会話し、説明し、感想をもったりしながら組織が運営される傾向があります。

 的確な数字を組織運営のなかでとらえ、その数字のもつ意味を判り、その数字をどのようにして改善するのかについても理解し、そして行動する、といったことができなければ組織はもっている資源を最大活用することができません。人数、時間、金額、%、回数、件数、個数、台数、枚数、重量…等ものごとの多くは量で捉えることができます。

 今日の会議はとてもうまくいったよ、と説明するのと、20名のところ全員出席で、2時間の間寝ている者は一人もいなかった。全員が発言したし、10議案に対してすべて5W2Hでの計画が来週までに立てられることで合意したんだ、と説明するほうがその内容をよく伝えることができます。物事は数字で(定量的に)説明することで、あるいは管理することで、管理する側もされる側もよく内容を理解し、行動を起こし易くすることができるのです(続く)。


「よい病院よくない病院の見分け方同時掲載記事」

投稿者 石井友二 : 2007年08月08日 00:24

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