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2008年02月14日

介護の誤解(2)

介護はケアプランが立案され、カンファによってチェックが行われますが、メディカル側からのアプローチが弱い。枠組みの組み合わせから入りがち。したがって、現場の医師は辟易としていることがあり、また訪問看護ステーションの看護師さんとのコミュニケートもとりずらく、医療の知識の習得がやはり必要。

 ただし、大上段ではなく、リアリティのあるところから入れる簡単なアプローチをしていこう、ということに。レベルの高い看護師Sさんはすごい。私のリクエストに的確に応え、しかし、葛藤しながら自分の意見を述べてくれます。やりとりをして何パターンものシートが完成。これから組み合わせ、あるいは新たなものをも加え、構造を最終設計する段階にはいろうと思います。

 介護は日々利用者と接する機会の多い職種。居宅介護の現場においてはやはりヘルパーさんたちが早期に気が付き、あるべき標準からの乖離をただちに発見し、問題の所在を報告してもらえる体制を国はつくりあげるべき。

 まずは顧問先の高齢者専用賃貸住宅で仕組みを確立し、日本中がその考え方を介護に活かしてもらえたら…。もっと介護の質があがり利用者は安楽に暮らせることができると思います。

 それにしても、Oさんが言ったこと…。Sさんから医療の留意点をある患者さんについて教えてもらい、最初は何もできなかった。しかし、一歩前にでて、Sさんから教えてもらった医療の知識が介護にいかに役に立つのか、実際にやってみてわかりました…。ってすばらしいです。

 介護領域の一部ではありますが、外からは見えない、利用者の悩みを推定し、認識したうえで介護にあたる。今までは、介護領域のなかでの人間性や気づきといった相違が介護の違いになっていたけれども、これからは全体の底上げを行い、医療的な理解をしたうえで、介護の質を高めていく時期がきたと私たちは考えています。

 あるべき介護への道を、私たちは前進していきます。本当の介護に少しでも近づくために…。

「よい病院よくない病院の見分け方同時掲載記事」

投稿者 石井友二 : 04:03 | トラックバック

2008年02月12日

介護の誤解(1)

今日の一日です。朝9時45分から(15分遅刻)大手H社にて定例戦略ミーティング。サイトの活用についてのミーティング。13日に発表された診療報酬のサマリーを説明も…。今後の病院戦略。高齢者専用賃貸住宅を利用した戦略を説明。これは興味なしとのこと。

 会社を出て、早めの立ち食いソバ(きつねそばで~す)を胃に流し込み、虎ノ門から日比谷に。昨晩決定した、会計顧問をしている建設大手との12時からのミーティング。会計処理後の監査意見についての議論。

 千代田線で戻り、13時から東京の事務所でスタッフとミーティング。
 
 途中に13時30分から当社の東京事務所のビルを購入したファンドのPM(プロパティマネジメント会社)から、耐震処理ができていないことについての報告及び今後の対策への意見聴取。このビルは地震があると倒壊の恐れあり、って。事務所を別の場所にするのはいやだな…。

 14時30分から今回設立したクラシック音楽家を支援する会社のミーティング。日本には海外で学んだ音楽家がたくさんいるけれども、十分に活かされていない。彼らを広く国民のために貢献できる場をつくろうという音楽家たちの思いを事業化することになりました。医療に音楽を。介護に安らぎを。管弦楽団のマーケティングアドバイザー契約も済ませ、診療所で音楽を販売できるビジネスモデルを開発しました。

 15時30分、開業支援をする診療所のためのミーティング。音楽関係の打ち合わせと並行して2人の医師の診療所開設の契約書に印鑑押印。

 16時15分から今度購入した産婦人科を会員としたサイトのベンダーさんとの打ち合わせ。血圧、脈拍のチェックを行うモニターを産婦人科に販売していくことで、代理店契約の打ち合わせ。なかなか面白い分析やリスク回避のアイデアがつまった製品。先方副社長からのプレゼン。

 16時50分から17時30分まで、高齢者専用賃貸住宅を運営する医療法人とのミーティングのための資料づくり。慌てて半蔵門線に飛び乗り、千葉に隣接するS駅に。パンと大判焼きを大量に買い込みスタッフと会社訪問。ここからが本題です。

 18時40分から21時まで、訪問看護ステーションの看護師Sさん。ケアマネTさん。スタッフOさんと、うちのスタッフと、私での喧々諤々(けんけんがくがく)の議論がありました。医療と介護の橋渡しツールをつくり、高齢者専用賃貸住宅を単なる自宅というよりは、見守りができる付加価値をつける、という会議です。

 ブレストしながら、疾病→症状→ADL→介護といったながれの合理性を担保しようとするもの。たとえば、糖尿病 腎臓病などの代謝異常がある患者(利用者)であれば、唾液が少ない、唾液が少なければ飲み込み時に嚥下障害、肺に食べ物が入る可能性がある。だから食事の介助をするときには、たくさん食べさせないで少しずつ…、とか、心不全がある、不整脈があることを知っていれば、安静と適度な運動が必要。そのときには歩行介助を行うヘルパーさんは、利用者の主訴がなくても、休みを入れながらこれを行う。

 など、医療の知識を持っていれば、介護の質を高めることができるという仮説です。当たり前のことですが、網羅的に患者さんのアセスメントが医療の側から行われないで介護にはいってしまうことが多々あります。カンファをしたとしても、一部の指摘や指示が医師から出るだけ。

 であれば、網羅的に疾患→症状→ADL→介護のながれをチェックシート化しよう。私の提案は、ヘンダーソン(看護理論=ヘンダーソンは「看護の基本となるもの」に14の日常生活行動を挙げて、それら一つ一つにつき、どのような側面が看護婦の援助を必要とするかを分析した)を利用して、網羅的にアセスメントしようというもの。静態的なチェックを症状から行い、生活支援のなかから動態的チェックを行うもの。現場のヘルパーさんだちには難しすぎるという議論から、だったら4段階に分割してレベルを徐々にあげながら、質をあげていったらどうでしょう的な話になりました(続く)。

「よい病院よくない病院の見分け方同時掲載記事」

投稿者 石井友二 : 00:37 | トラックバック